視覚障害者向けイベント「日本画ってナンダ?」を開催しました

2012年8月31日

 

 視覚障害者向けイベント「日本画ってナンダ?」を開催しました

 

 

 

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 開催中の「ボストン美術館 日本美術の至宝」展に関連し、当館の初の試みとして、8月22日と29日に視覚に障害をお持ちの皆様計11名をお迎えしてイベント「日本画ってナンダ?」を実施しました。

ふだん触れる機会の少ない掛軸、巻物や日本画を描く際に使われる道具や材料に触れていただきました。
 

 

 

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絹や紙に描かれた作品の表面や、さまざまな材料(原石やイタボガキなど)に触れていただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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色の濃さの変化を絵具(顔料)の粒の違いで想像していただこうと作ったツールに触れていただいています。

 

 

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 実際に掛軸に触れたり絵巻を広げながら、鑑賞する方法をご紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、立体コピーで特徴を表わした曽我蕭白《雲龍図》と《馬頭観音菩薩像》を一緒に鑑賞しました。最後には、展示室で《雲龍図》をご案内し、作品の大きさを体感していただきました。

 

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参加者からは「画材、画紙に触れられたのが貴重な体験でした。」「感心することが多く、考えていることと違う(意外なこと)が多かった。絹の裏から描くなどを知ることができて良かった。」「今日のように、前もって説明や材料に触れる時間があると、最初からレクチャーがあるよりも印象が残る。」といった感想をいただきました。一方、「触図について…大きさのスケールを言ってもらうとイメージしやすい。」など今後へのご意見もいただきました。

 

予定では40分のイベントでしたが、熱心な参加者のみなさんに囲まれ、あっという間に1時間ほどがすぎ、スタッフも大変に充実した時間を過ごすことができました。ご参加ありがとうございました!
後期も11月に実施する予定です。

 

なお、立体コピーで特徴を表わした曽我蕭白《雲龍図》と《馬頭観音菩薩像》と日本画の道具・材料の一部は触れるプログラムとして図書コーナーに常時設置しています。どなたでも利用できますので、ぜひ触れてみてください。

 

御礼:当イベントの実施にあたり、ナカガワ胡粉絵具株式会社様、藤井聡子様、株式会社森荘様、社会福祉法人名古屋ライトハウス 名古屋盲人情報文化センター様にご協力いただきました。