「パリジェンヌ・なりきりコーナー」制作レポート~ドレスをまとって、気分はパリジェンヌ♪~

2017年5月31日

美術館は「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」の開幕に向けて準備も大詰めです。展覧会では、ボストン美術館のコレクションから18世から20世紀の多彩な作品約120点でパリジェンヌの魅力に迫ります。パリジェンヌといえば、おしゃれなファッションを思い浮かべる人も多いことでしょう。展示室でも、もちろんドレスや靴など彼女たちが愛したファッションにも注目します。そこで、今回もやります!なりきりコーナー!展覧会で扱う時代を代表して、「クリノリン・スタイル」「バッスル・スタイル」「アール・デコ・スタイル」の3つのスタイルのオリジナル衣装をご用意します。衣装デザイン・制作にご協力いただいたのは、名古屋デザイナー学院、名古屋ファッション専門学校、名古屋ファッション・ビューティー専門学校の皆さんです。鋭意制作中の現場をレポートします!
 

 

1850~60年代に流行した鳥かご状に円形に大きく広がるスカートが特徴的な「クリノリン・スタイル」のドレスを制作してくださるのは名古屋デザイナー学院 ファッションデザイン学科2年生の今田百香さん。
「貴族の豪華なスタイルのデザインはよく目にしますので、庶民が身に着けるクリノリン・スタイルのデザインを研究し、素朴で清楚なイメージを提案したく選びました」と、意気込みを語ってくれました。

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新しいイメージのクリノリン・スタイルに期待が膨らみます

 

「バッスル・スタイル」のドレスを制作してくださるのは名古屋ファッション専門学校 ファッションマスター科テクニカルコース2年生の玉腰佑海さんと名古屋ファッション・ビューティー専門学校 ファッションマスター科1年生の鈴木紗綾さんです。

バッスルは腰の後ろの膨らみを形作るのが難しいスタイル。日本が洋装を採り入れた1870年代の流行で、日本では「鹿鳴館スタイル」とも呼ばれています。どちらも優しい色合いの上品なドレスです。 

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「古い時代の衣装を制作するのは初めてだけど、バッスル・スタイルが好きなので挑戦しようと思いました」と玉腰さん
 

 

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様々な生地を組み合わせて試行錯誤
 

  

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「腰の後ろの膨らみに身頃を合わせることに特に気を遣いました」と鈴木さん

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襟と袖はドレスに合う色に染めたそうです!

 

1920年代に流行したローウエストで直線的なラインが特徴の「アール・デコ・スタイル」のドレスを制作してくださるのは名古屋ファッション専門学校 ファッションマスター科3年生の伊藤るみさん。

同スタイルが多く登場する映画『華麗なるギャツビー』などを参考に、時代の雰囲気を想像しながらデザインしてくれました。胸元にあしらわれたシガレットケースの図案に繊細に輝くスワロフスキー、揺れるプリーツが気分を盛り上げてくれます。
 

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スワロフスキーが1点1点丁寧に付けられています

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アール・デコ・スタイルに欠かせないプリーツ!

素材にこだわり丁寧に制作してくださっている姿を拝見し、私たちスタッフも衣装の出来上がりがとても楽しみです!

「ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」は6月10日(土)に開幕します。
衣装は会期中自由に試着していただけます。ドレスをまとって、気分はパリジェンヌ♪ぜひ記念撮影をお楽しみください!