「学芸員」のアーカイブ

特別企画展「ボストン美術館 日本美術の至宝」展の目玉は、何といっても曽我蕭白の「雲龍図」でしょう。雲間から躍り出る龍が襖8面にわたって描かれており、縦170cm、横幅全長10mにも及ぶ大迫力です。


この襖絵は、かつて兵庫県高砂市の寺にあったといいます。それは当時、「二頭の龍が、さながら生けるが如く、村人の胆(きも)を奪って跳(おど)りださんばかりに見えた」と記されています。


明治に入って、ボストンの大富豪ウィリアム・ビゲローの手に渡り、以来ボストン美術館に襖からはがされたままの状態で眠っていました。

今回大規模な修復を終え、長い眠りから覚めた龍が世界初登場します!