江戸の誘惑:概要

|
| 浮世絵には、歌舞伎や遊里など、江戸時代の人々の日常の楽しみが描かれています。 江戸時代以前の絵画の多くは、限られた人々のものでしたが、徐々に庶民にも需要が広がって 木版画として一般に流通するようになりました。 その後、浮世絵の鮮やかな色彩の感覚や独特の構図などはヨーロッパで高く評価され、 19世紀の印象派の画家たちにも大きな影響を与えました。 「浮世絵」というと版画のイメージが強いですが、数は非常に少ないものの、 武家や豪商などの注文に応じて制作された肉筆画も描かれました。 肉筆浮世絵は「版画のための原画」なのではなく、注文制作によって1点だけ特別に描かれた、 言わば「特注品」なのです。本展覧会では、アメリカ・ボストン美術館が所蔵する 約55,000点の版画と700点の肉筆浮世絵の中から、喜多川歌麿や葛飾北斎をはじめ、 江戸時代を代表する浮世絵師たちが描いた、この世で1点しか存在しない肉筆画ばかり、 約80点を一堂にご紹介します。そのほとんどが日本初公開の作品となります。 肉筆画ならではの鮮やかな色彩を堪能しながら、江戸時代の生活、ファッション、 歴史、文化などを振り返るまたとない機会となるでしょう。 |
|
