伊藤圭介:概要

自然へのまなざし 尾張の本草学者 伊藤圭介

5F オープンギャラリー
2005年10月22日(土)~2006年1月9日(月・祝)
幕末から明治にかけて活躍した本草学者伊藤圭介(1803-1901)。名古屋呉服町に生まれた圭介は、医師として活動する傍ら、本草学・蘭学を学びました。江戸参府途中のシーボルトとの熱田の宮での出会いをきっかけに長崎へ遊学、帰郷の際にシーボルトより譲り受けた『日本植物誌(フロラ・ヤポニカ)』を訳述し、『泰西本草名疏』として出版しました。この本を通して近代的植物分類法を紹介したこと、また、初めて「おしべ」「めしべ」「花粉」などの言葉を作ったことにより、伊藤圭介の名は内外ともに広まっていきました。

また、医師としては名古屋で初めて種痘を行ったほか、現在の名古屋大学医学部の前進である医学校の創設にも尽力しています。晩年は東京の小石川植物園に勤務、86歳で日本最初の理学博士に任ぜられるなど、99歳で世を去るまで圭介は研究を続けました。

本展覧会では名古屋市東山植物園の協力のもと、同園の所蔵する伊藤圭介の書画・著書・編纂書の他、収集した本草学の図譜、花鳥画など、約100点を通してその自然へのまなざしを紹介します。

画像:異種煙草并和産莨□図

《 異種煙草并和産莨■図 》
水谷豊文画・伊藤圭介識

終了した展覧会一覧に戻る

ページトップ



ページトップへ