駒井哲郎:概要

駒井哲郎 銅版画展

5F オープンギャラリー
2008年4月26日(土)~2008年9月28日(日)

 

駒井哲郎(1920-1976)は、戦後日本において現代感覚に富む独創的な作風を確立した日本を代表する銅版画家の一人です。子供の頃から銅版画を学び、フランス詩や音楽にも親しんできた彼は、夢や幻想という言葉を想起させるようなリリカルで瀟洒(しょうしゃ)な世界を、多様な技法を駆使して表現しました。折りしも現代美術が胎動し始めた当時、詩人瀧口修造を中心とした前衛芸術家集団「実験工房」にも一時参加するなど、彼は現代美術のパイオニアでもありました。
 
 
名古屋在住の俳人で、芸術評論家としても活動している当館館長の馬場駿吉は、大学医学部の若き研究者だった1961年、市内の画廊が主催した個展で初めて駒井哲郎の作品を目にしました。そして、それまで味わったことのない衝動に駆られ、駒井の版画1点を購入します。それは馬場が生まれて初めて購入した美術品でした。その後、駒井自身とも知遇を得て、70点近くに及ぶ駒井作品のコレクションを築きました。馬場にとって彼の作品は現代美術への扉であると同時に、自らの俳句の源泉でもありま す。本展では、馬場の新旧の俳句を織り交ぜ、彼の目を通した駒井哲郎像、そして一俳人と銅版画家との領域を超えた響き合いを紹介します。

画像:束の間の幻影

《 束の間の幻影 》1951年

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